自意識

生きたいと死にたいを繰り返して。私という自意識のアウトプット。

想像力を捨て、頼むということ。

『海に行くぞ』

 

9時、親父からそうLINEが来た。

いきなりだった。

そんなの聞いてない。

 

11時、両親が部屋に来た。

片付けを始める。

僕はレポートを書く。

 

海を目指してドライブ。

少しずつ話をした。

 

14時前、海に着く。新舞子。夏。

気持ち悪いくらいウィンドサーフィンをしている人たちが群がってた。

 

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海からスシロー。

レポート提出した先生からのメールを読む。

「ああ、俺って人に支えられて生きてるんだなあ」

「みんなそうだよ」と親父。

 

14時、スシロー。

すんなり入る。

寿司を食べる。

5皿くらい食べたところで母親。

 

「大学は卒業できるの?」

 

この質問を境に、堰を切ったように僕から言葉が溢れ始めた。

いま悩んでいること、

山積みな問題のこと、

自分の性格のこと、

死にたいということ。

 

親には「頑張れ」とか「気合いいれろ」とか

そんなこと言われると思ってた。

 

うなずいて聞いてくれた。

 

嬉しかった。

分かってくれるんだ、この人たち。

否定とか拒否しないんだ。

 

たくさん話した。

今まで考えてきたこと。

 

その中で見えたこと。

 

  • 想像力を捨てる
  • 過程を楽しむ 結果に急がない
  • 人に少しずつ頼むこと
  • 一人で溜め込まないこと
  • 怖いと思うけどその場に存在しておくこと

 

親父はテニス肘になった。

母親はお腹を壊している。

弟はケーブルテレビに映った。

妹は推薦を受けられなくなった。

妹は褒められず悔しい。

祖母は寂しいらしい。

 

話に夢中で食べられなかった。

そういう気分でもなかったし。

デザートはコンビニで買う。

 

トイレに寄った。電気が消えた。

鏡を見たら、パスタ作ってそうなイタリアンシェフみたいな自分が映った。

 

コンビニでスイーツを買う。

美味しかった。

 

帰ってきた。

スーツや段ボールを持ち帰ってくれるらしい。

 

17時、両親が帰った。

気づかなかったと思うけど、窓から手を振った。

 

人が人を想うということ。

たった一人のために3時間かけて車を運転し、

部屋の掃除をし、外へ出かけ、お金を渡し、再び帰る。

そして働く。

覚悟。

親。

 

ありがとう。

だいぶスッキリした。

お盆、帰るね。

 

大学は卒業する。

 

少しずつ、やってみるよ。

 

大丈夫、生きてて大丈夫。

 

 

2018_08_05